砕氷艦「しらせ」
(さいひょうかん「しらせ」)
【更新時刻】 2007/06/19 11:43:52
【分類】 [車両]
【参照URL】 http://www.mod.go.jp/msdf/
【関連語】
【意味】
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(1) 元・海上自衛隊 横須賀地方隊所属の砕氷艦 AGB5002「しらせ」。毎年一回観測隊員と物資を載せて南極を往復していた。
昭和57年(1982年)竣工。同年第25次観測隊より運行開始。基準排水量11,600トン、全長134m、全幅28mという大型の自衛艦で、補給艦「ましゅう」が登場するまでは海上自衛隊最大の艦艇であった。武装はしておらず、各種観測機器を搭載。
1.5mの海氷を3ノットで連続砕氷する能力をもち、世界でも有数の能力をもつ砕氷船である。昭和61年(1986年)と平成11年(1999年)には氷海に閉じ込められたオーストラリアの観測船を救出するなどの功績もあげている。
なお、「しらせ」という名前は日本人で初めて南極探検を行った「白瀬 矗(のぶ)」中尉に由来する。
平成20年(2008年)7月退役。 [Administrator]
(2) 海上自衛隊 横須賀地方隊所属の砕氷艦 AGB5003「しらせ」。平成20年(2008年)4月16日進水、平成21年(2009年)5月20日就役。平成21年11月末・第51次日本南極地域観測隊より、日本と南極・昭和基地間の輸送任務に就く予定。 基準排水量12,500トン、全長138m、全幅28mという大型の自衛艦で、先代し「しらせ」よりも若干大型である。武装はしておらず、各種観測機器を搭載。
1.5mの海氷を3ノットで連続砕氷する能力をもち、世界でも有数の能力をもつ砕氷船である。
以下、先代「しらせ」と違う点として、特徴的なものを幾つか列挙する。
一、コンテナ式荷役システム。貨物積降時間の短縮や配送効率を考慮したものである。
一、ステンレス無塗装外装。艦体塗装の剥離による海洋汚染を防止する目的。
一、艦首散水装置。砕氷補助設備であり、その名の通り散水による砕氷補助を目的とする。
一、CH-101型航空機搭載。艦載ヘリコプターは先代より更に大型になる。
初代艦長は、小梅三津男 一等海佐。初代観測隊(51次観測隊)夏隊長は国立極地研究所・本吉洋一 教授、越冬隊長は同所・工藤 栄 准教授。 [Administrator]
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